治療について

治療行程は、1) フレーム装着、2) 画像検査、3) 治療計画、4)治療の4つで構成されています。

1)フレーム装着

頭部へのフレーム装着はガンマナイフ治療で最も大切な行程です。なぜならフレームがあるからこそ、それぞれの検査(CT、MRI、血管撮影)の位置情報を専用コンピュータ(ガンマプラン)へ正確に認識させることができるからです。また、ガンマナイフ装置へ頭部を固定するときにも、このフレームを用いてドッキングさせることになります。フレーム装着は局所麻酔下(前額部に2ヶ所、後頭部に2ヶ所:計4ヶ所)で行います。ガンマナイフは非常に繊細な治療なので、検査時そして治療時の確実な固定が必要となります。

2)画像検査

フレーム装着後、CT、MRI、脳血管撮影(血管病変の場合)を組み合わせて行います。ガンマナイフ治療は画像が命です。当センターでは、どのような条件でも必要な画像を最小のスライス厚(0.5~2.0mm)かつ高解像度で処理できるようにしています。高品質な画像診断なくして、最上の治療はできません。高性能MRI(1.5T)を用いて治療専用画像を作成しています。

3)治療計画

すべての検査が終了した後、画像情報を全てガンマプランへ転送します。その後、医師が治療計画を作成します。画像は一件あたり200~400枚程度に及びます。より多くの情報をもとに、正確な病巣描出や治療計画を行います。MRIは病巣描出にすぐれた検査ですが、10%前後の症例で磁場による歪みを生じることがあります。その点、CTは歪みのない正確な検査であるため、必ず行います(CTだけで病巣描出可能な場合は、MRIは不要となります)。歪みはあっても1~2mm程度です。しかし、正確な治療を行うためにCTによる歪みの補正は極めて重要な方法なのです。

4)治療

治療時間はたいてい1~2時間です。病巣の大きさ、患者様の状態などによって数時間かかることもあります。治療自体はいたってシンプルです。ベッドの上に寝るだけで、ベッドは自動的に装置の中へと移動し、カチッとベッドが止まった時点から照射が始まります。ロボットシステムにより、すべての照射位置が自動的に設定されます。照射中は変な光も、音も、臭いも一切しません。お好きな音楽を聴きながら治療を受けることも可能です。照射がすべて終わると自動的にベッドは外へと出てきます。